代案① 県立プール跡地案




建設地 | 建設プール跡地 |
総工費 | 106億円 |
延べ床面積 | 約20,000平方メートル |
駐車場 | 平面600台以上 |
制震構造/鉄骨3階建て |
県立プール跡地と末次案の工事費用の差の比較
以下の表は、現在地・末次町では必ず必要であり、一方県立プール跡地(制震構造・3階建て)では全く不要なものをリストアップしたところである。
なお、算出根拠として、末次案の工事請負対象金額を127億円と想定した。(いわゆる本館、西棟補修費、車庫棟、文書庫棟の建設費、移転諸費用、解体費用等は除く)

この表により、末次町では、県立プール案に比べ約51億円も無駄なことを行うことが判明した。少なくても、物価変動を除いても約44億円節減できる。
【コメント】
現在地の建設は、これ以外に以下の問題点があるが、積算にすべてが反映できるとは限らない。
- 工事車両と一般外来との自動車動線の分離費用(ガードマン費用の増加、サイン計画)
- 執務中の庁舎と工事中の庁舎の間仕切り
- 工事車両が周辺市道、国道に待機する。
(渋滞の発生)生コン車、残土運搬車、鉄骨搬入車等工事車両 - 仮設材料等の置き場(付近にないので、その部材ごとに仮設置き場から小運搬の必要がある)
- 現場事務所の確保(建築・機械・電気等)が困難
- 特に、今後数年にわたって、現在の庁舎(南側)部分は、わずか1m以内に仮囲いが設置され、その結果、執務室においては工事騒音、日照等に悩まされる。
松江市案との比較

松江市案 | 代案① | 代案② | |
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場所 | 末次町 現計画の修正案 (工事期間中、出先を利用) | 県立プール跡 ※土地についてはメッセ (県所有)と交換済み | ホテル宍道湖跡 ※令和2年度予算で 松江市が購入予定 |
現地図 | ![]() | ![]() | ![]() |
土地の面積 | 約18,500㎡ (5か所に分散) うち本館部分の敷地11,000㎡ | 28,349㎡ A:459番地21,559㎡ B:507番地6,690㎡ | 約19,000㎡ (グランド含む) |
完成イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
工事期間 | 約6年間 | 約3年間 | 約3年間 |
メリット 及び 問題点 | ①工事期間が長い。 (約6年) ②市道「市庁舎北線」「末次2号線」の渋滞が懸念される。 ③工事中、宍道湖側駐車場(約120台)が閉鎖となる。 ④土地の制約があるため、地下駐車場を設ける。→コストアップ ⑤全体としてタコ足状態なのと、窮屈な配置である。 ⑥工事期間中の職員の職場環境及び市民への不便解消のため、末次公園内に仮庁舎、あるいはステック・ビル等の未利用な施設を借り事務所として利用することを提案し、工期短縮を図る。 | ①交通のアクセスが良い。 ②周辺のメッセ、総合体育館、国合同庁舎等との一体化が図られる。(地域の一大拠点となりうる) ③起債償還の残っている西棟(防災安全部等)の取り扱い→当分の間、橋北地区の住民・福祉関係の窓口として残す。(分室) ④「ホテル宍道湖跡」と同様、現在地(末次町等)の跡地利用が課題。 ⑤今までの基本設計費用が無駄となる。直ちに実施設計作業もストップ。→ 誰が負担するのか? ⑥現計画のテラスは少なくとも不要→コスト削減 ⑦土地が十分あるため、平面駐車場で足りる→コスト削減。 (現計画の本館部分の建築面積 約6,500㎡であるので、周辺に十分な余裕がある。)→職員駐車場にも対応 | ①起債償還の残っている西棟(防災安全部等)の取り扱い→今後とも、橋北地区の住民・福祉関係窓口として残す。 ②現在地(末次町等)の跡地利用が課題(県立プール跡地と同様) ③今までの基本設計費用が無駄となる。直ちに実施設計作業もストップ。→誰が負担するのか? ④景観が良いので、一部テラスがあってもよい。(尾道市の例) ⑤別途:ホテル宍道湖建物解体費用3億円が発生 ⑥9号線から直接入れる動線が欲しい。 ⑦駐車場は平面で及び地下駐車場で対応。 |
工事費 | 建築対象面積 :23,958㎡ 工事費:150億円 坪単価:180万円 免震構造:あり ・工事期間中の分庁舎整備費を含まず。 | 建築対象面積 :18,493㎡ 工事費:106億円 坪単価:153万円 免震構造:なし | 建築対象面積 :23,958㎡ 工事費:131億円 坪単価:153万円 免震構造:なし |
駐車場 | 660台 平面:580台 地下:80台 | 900台以上 平面のみ | 660台 平面:580台 地下:80台 |
総合評価及び工事費比較 | △ (100%) | ◎ (71%) | 〇 (81%) |